社内転職に成功する4つのコツを教えます【成功者の実践お墨付き】

若手君
そろそろ違う仕事をしたいな
でも転職は大変そうだし
とりあえず社内転職したいな

たけ
半導体エンジニア歴26年
転職経験2回
開発エンジニア 兼 係長
の私が経験と実績から答えます!

たけと申します。

現在、半導体メーカーでプロセスエンジニアとして働いています。

私は34才、46才で2度転職経験がありますが、社内転職も数度経験しています。

例えば回路設計から、製造プロセスエンジニアに社内転職しています。

社内転職は、他社に移る転職と比べると肉体的・精神的な負担が少なくて済みます。

そして何よりこれまでの人脈や給与、慣れた社内風土で新しい仕事ができるメリットがあります。

メリットの多い社内転職ですが、他部署へスムーズに移るにはそれなりのコツがあるのも確かです。

本日は社内転職の経験者として、上手に他部署に異動し新しい仕事をするコツをお伝えします。

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社内転職に成功する4つのコツとは?

社内転職に成功する4つのコツとは

  • 新しい職種の勉強をする
  • 異動希望先の職場の評判、内情を探る
  • 異動希望先の上長に事前に根回しをする
  • キャリアプランを作り現在の上司に説明する

となります。

ではこの4つのコツを詳しくご説明いたします。

新しい職種の勉強をする

やってみたい職種の勉強をあらかじめ進めれば、社内転職にとても有利です。

というのも、あなたが他の職種を希望した時に、既に希望する新分野の勉強を進め、将来のビジョンがあれば上層部に本気度と熱意が伝わるからです。

例えばあなたが上司の立場で考えてみてください。

部下が「新しい仕事を違う部署でしたいです!」

と申告してきたら

あなたは「なんで?どんな仕事をしたいの?」

と当然聞きますよね?

その時の部下の回答が以下2通りだったらどちらに本気度を感じ、サポートしたいと思いますか?

 

Aさんとりあえず新しいことしたいんで。どんな仕事でも良いですけど。
Bさんものづくりの下流(現場側)で生産に携わりたいからです。もし可能でしたら半導体プロセスの要素開発に挑戦したいです

 

私が上司なら、Bさんの希望には応えたいと思うでしょう。

一方、Aさんは部署に不満があるだけと判断し、”使いにくい部下”のレッテルを貼って終わりです。

あなたがしっかり新分野の勉強をし、上司に熱意と本気度を伝えられるかどうかが、スムーズな社内転職の第一歩なのです。

上司も人ですので優秀な人材は手元に置いて大事にしたいものです。

ですが、大事な部下が自身の成長のために新しいことに本気で挑もうとするなら、応援する上司も多い気がします。

私も前職で課長でしたが、熱意ある部下が社内転職を希望したら協力したくなります。

異動希望先の職場の評判、内部事情を探る

異動希望先の内部状況を事前に探ることはとても大切です。

やはり職場環境の良し悪しで、安心して仕事ができるか変わるので本当に大事です。

陰湿ないじめや、特殊ローカルルールなど本来「あってはならない」慣例が職場にあると新参者には働きづらい職場になります。

ですので、もし異動希望先に知り合いがいたり、その部署と仕事をしている仲間がいれば、事前に職場環境を調べることをお勧めします。

もし運よくヒアリングすることが出来たら、本音で話を聞いてみてください。

実は私にも異動してみたらとんでも無い過酷な部署だったという経験があります。

もはや記憶から消去したい1年半でしたよ(笑)。

どんな風に嫌だったかと言うと、例えば

 

  • 朝一に部署全員の昼の弁当予約
  • 残業は課長、リーダーが帰るまで帰れない
  • 上司が休日出勤なら自分も強制出勤

 

今じゃあり得ませんが、20年近く前は「残業こそ正義」の時代で辛かったです。

こんなことにならぬよう、事前の職場調査は丁寧に実施しましょう。

異動希望先の上長に事前に根回しをする

異動希望先の上長に事前にラブコールを送るのは社内転職ではとても有効です。

というのも、どんな部署の管理職でも自分たちの仕事に興味を持ち「やりたい!」と希望してくれる人材は大切にしたいと思うからです。

とりわけ普段一緒に仕事をする機会があり、既に人柄や仕事ぶりを知る人が希望してくれたら、異動希望先の上長も社内転職に協力してくれるケースが多々あります。

私の社内転職も、この事前の根回しが上手くできたパターンでした。

いつも一緒に仕事をする他部署の仕事をやってみたくなり、コッソリその部署の課長さんに相談したのがキッカケでした。

その後、自分の予想以上にその部署の課長さんと部長さんが協力的でした。

最後は直属の上司に直接掛け合って私の異動の許可までもらってくれました。

本当に今の私があるのは当時のあのお二方のおかげと言っても過言ではありません。

結局最後は「人」ですので、本音を丁寧に異動希望先の上長に伝えることが大事です。

キャリアプランを作り現在の上司に説明する

今後のキャリアプランを作り、今の上司に説明することは社内転職に有効です。

というのも、将来自分がこうなりたい!という明確なキャリアプランがあれば、今異動して他のスキルを身につけることに断然必然性が出るからです。

各社職名は違いますが、例えば半導体では「製品統括」という仕事があります。

その仕事は設計や評価、製造などの各部署の進捗を管理すると共に、各部署間のトラブルや問題解決を行います。

つまりこの仕事をするには、設計や評価等あらゆる知識が必要になります。

知見がなければ正確なトラブル解決日数が見積もれず、顧客に説明もできません。

もしあなたが「製品統括」を希望された場合、設計→評価→製造と色々な部署で経験を積みたい!という希望は至極当然ですし、納得の異動希望になります。

キャリアプランを作って上司に説明する意味はこれです。

これからあなたがなりたい姿、やりたいことを説明し、そのためには〇〇という部署に移り、新たな知見とスキルを身に着ける必要があると伝えれば良いのです。

そうすれば非常に納得性の高い社内転職の理由になりますよ。

大義名分もあり、上司も協力しやすいはずです。

社内転職後に気を付けること、やるべきこと

社内転職後に気を付けること、やるべきことは

  • 前部署の不満や文句は絶対言わない
  • 新人のつもりで謙虚に仕事をする
  • どんな仕事も引き受ける
  • 重要な会議に積極的に参加させてもらう

の4点です。

それでは詳しく見て行きましょう。

前部署の不満や文句は絶対言わない

前部署の不満や文句を絶対言わない、というのは社内転職なら当然守るべきマナーです。

もし本音では前部署に不満があったとしても、あなたの社内転職は「新たな仕事をしたい!」という大義名分で成功したはずです。

そしてそんな前向きな姿勢が新たな部署に受け入れられたから社内転職が出来たのです。

そういった背景があるのに前部署の文句ばかり言っていると

 

「本当は逃げたかっただけ?」
「ここでも文句言って出て行くのでは?」

 

と思われてしまいます。

私だって、そんな不届き者が自分の部署に新たに入ってくれば嫌です。

あなたが社内転職できたのは、前部署、現部署の上長皆さんのご尽力のおかげだということを肝に命じましょう。

新人のつもりで謙虚に仕事をする

社内転職後は新人のつもりで謙虚に仕事をすることが大事です。

運よく社内転職が成功したとしても、あなたはまだその部署の仕事、ルール、慣例など何も知らないまっさらな新人です。

例えば30才で社内転職したとしても、異動後はあくまで何も知らない人なんです。

そこをきちんとわきまえず、年下の同僚に「お前教えろよ!」なんて先輩づらしては決していけませんよ。

扱いづらい人だと思われて誰も助けてくれなくなります。

年齢など関係なく、あくまであなたは「新人」です。

年下でもその部署の仕事では先輩なので、「申し訳ないけど、ちょっと教えてください」と謙虚に相手を敬いながら仕事することが大事です。

社内転職後にこうした姿勢で取り組めば、新たな職場で受け入れられ仕事もしやすくなるでしょう。

どんな仕事も引き受ける

社内転職後はどんな仕事でも進んで引き受けることが大事です。

その理由は2つあります。

1つは大きな仕事から小さな仕事まであらゆる仕事を引き受けることで、その部署のミッションや注力業務、方針を把握できます。

2つ目は、業務の大小に関わらず引き受け一生懸命に取り組むことで「どんな仕事でも大切に考えられる人」という良いイメージが職場で定着するから。

こうしたイメージが付けば、本当にミスが出来ない大切な仕事、もしくは大変すぎて誰もやりたがらないけど全社的に重要な仕事なども任されることがあるのです。

SNSやネットで仕事の良し悪しについて過激な発言をする方もいますが、私は常に「仕事に貴賤なし」という姿勢でおります。

どんな仕事でも真剣に丁寧に取り組めば、必ずあなたの評価はあがり、自分に返ってきますよ。

重要な会議に積極的に参加させてもらう

重要な会議に積極的に参加させてもらえば、いち早く部署の位置づけ、ミッションが分かります

そもそも会議というのは、大事な方針や決め事の最終確認の場です。

となれば、重要な会議に参加することで社内転職後の新しい部署が

 

  • どんな部署と仕事をしているのか?
  • どんな問題をかかえているのか?
  • どんな方針を出そうとしているのか?

 

がわかります。

また会議の場で自分を紹介してもらえるのもメリットですよね。

例えば「今度入られた〇〇さんです」みたいに。

社内で仕事をする以上、名前と顔を覚えていただくことは非常に重要ですね。

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まとめ

本日の記事をまとめますと、社内転職に成功する4つのコツとは

  • 新しい職種の勉強をする
  • 異動希望先の職場の評判、内部事情を探る
  • 異動希望先の上長に事前に根回しをする
  • キャリアプランを作り現在の上司に説明する

となります。社内転職後に気を付けること、やるべきことは

  • 前部署の不満や文句は絶対言わない
  • 新人のつもりで謙虚に仕事をする
  • どんな仕事も引き受ける
  • 重要な会議に積極的に参加させてもらう

の4点になります。積極的に使ってみてください。

ただし、もしあなたの会社で社内転職が3年に1回しか使えない、社内転職の制度自体がない等の不遇な環境でしたら事態は深刻かもしれません。

気力・体力の限界まで耐えるしかなくなるからです。

そんなあなたの場合は、今本当に転職する気がなくても転職サイトに登録しておいた方が良いかも。

なぜならストレス・疲労が限界を越えると転職サイトに登録する気力すらなくなり逃げ道が断たれてしまいます。

以下2つの記事を参考にしてくださいね。

私に直接ご相談もできます。ご興味があれば以下からどうぞ。

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