仕事でうつになるが、人の縁とやりがいのある仕事で回復した話

中堅君
たけさんが過去にうつを発症したのは本当ですか?何が原因でそうなったかと、どうやってうつを乗り切ったのかも知りたいです。実は友人がうつで休職中で他人事とは思えなくて・・・

たけ
あまり今まで語ってこなかった話ですが、全部お話しします。今後の中堅君の気持ちの持ち方に少しでも参考になる部分があればと思いますので。今日は本音だけを話す記事になりそうですね。。

 

本記事の内容
・たけのうつ発症事例
・うつを発症した時の職場環境
・たけ流のうつを改善した方法

たけと申します。現在、半導体メーカーでプロセスエンジニアとして働いています。今日のテーマは過去に発症した「うつ」のお話です。何がきっかけだったか、どんなアクションで回復したかという軌跡になります。

 

いまでこそやりがいのある業界でやりがいのある仕事を見つけ日々楽しいサラリーマン生活を送っていますが、1社目での20代後半は肉体的にも精神的にも辛い日々でした。

 

もしかしたら、いま現在追い詰められ辛い状況の方がこの記事を読んでくださっているかもしれません。

 

そうであれば、まずは「無理は全然しなくて良いですよ!いつでも好きな時に休んでください!」ということを最初にお伝えしておきます。

 

その上で、私がうつを発症してしまった経緯とその改善法を参考にしていただき、もしあなたに参考になる部分があれば本当に嬉しいなと思います。

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どんな仕事が原因でうつになったか?

半導体製品の開発統括

「プロジェクトリーダー」

 

という仕事です。どんな仕事かというと、半導体開発に関わる全部署の進捗管理ととりまとめを行いつつ、トラブルや課題が出たら関係部署に解決策を考えさせたりといった仕事です。

 

本当に簡単に言ってしまえば、開発全部署の「御用聞きです。仕事相手は、子会社含め15部署を越え、各部署が仕事をしやすいよう来る日も来る日も調整と謝罪の電話ばかりでした。

 

なぜ謝罪が発生するかと言えば、他部署の間違いや納期遅れを、間に立つ私のチームが代わりに謝罪するからです。当事者じゃないのにおかしいですよね?でもそうせねば開発が進まないため耐えていました。

 

私は元々デジタル回路設計がしたくて会社に入社したのに、「何故技術的な仕事が一切なく調整と謝罪だけなんだろう?」「担当2人しかいないし逃げることも出来ない」・・・

 

そう感じた私は徐々に追い詰められ、毎月100時間オーバーの残業も行い、身体的にも精神的にも限界を越え、ついにうつを発症し仕事に行けない状態になってしまいました。

 

うつを発症した時の職場環境

ひとことで言えば「最悪の職場」でした。

  • 課長不在で部長も責任を取らない
  • 社運を賭けたプロジェクトなのに担当が2人
  • 30人中16人が逃げ出す部署

という特徴がありましたので詳しく確認します。

 

課長不在で部長も責任を取らない

たまにありますが、部署に課長職がいなくて部長さんが課長兼務の部署があります。まさにそのタイプの部署でした。その場合、管理職2人分の仕事をしてくれれば良いのですが。。。。

 

はっきり言って課長としての仕事は一切しない、というかスキルが無くてできないポンコツでした。他部署から移ってきて何もできず、また業務も覚えようとしない人でした。

 

当時私は〇〇設計部という設計所属になっていたのですが、そのポンコツ部長は例えば他部署に対して設計部としてオフィシャルな決断を出すときも、何も決めずに部下に丸投げ。

 

また他部署から高額な費用の掛かる設備投資や開発費用の負担打診があっても、詳細な見積もりから費用裏付け、依頼部署への価格交渉、更に上のセンター長への説明まで部下に丸投げ。

 

「何のために存在してるか分からない人」

 

でした。私を含め部下たちは疲弊し、皆みるみる表情が暗く、モチベーションが落ちていくのが目に見えてはっきりと分かりました。

 

社運を賭けたプロジェクトで担当が2人

当時所属していた設計部は慢性的な人手不足でした。システムLSI全製品をたったの30人でとりまとめをしていたのです。多分LSI製品だけで500~700近くはあったと思います。

 

うつを発症した当時、私は社運を賭けた統括業務を担当していました。それは当時他社と競争しながら立ち上げていた、微細半導体プロセスを使った新製品のとりまとめ業務です。

 

これまでに存在しない程の微細化技術を立ち上げるため、設計、プロセス、製造、テスト、実装と全てが新規で未経験から立ち上げる必要がありました。そう全てです。

 

ここまで大掛かりなプロジェクトで担当はたった2人。何度もポンコツ部長に人員増強のお願いをしましたが、「人がいない」の一点張りで、毎日毎日リーダーと私は他部署に怒られ続けました。

 

30人中16人が逃げ出す部署

私自身もうつが改善した後に、恩人のおかげで社内転職に成功して他へ逃げることができたのですが、部署の他のメンバーも酷い職場に幻滅しどんどん逃げ出しました。

 

結局、私が社内転職を成功した時点で30人中16人が脱出していました。当時の設計部門内での部長のアダ名は「撃墜王」でした。純粋で仕事に真面目な人たちが撃墜されてしまったんです。。。

 

この結果は考えてみれば当たり前ですよね。

  • 技術職なのに技術に携われない
  • 理不尽な調整と謝罪の毎日
  • 困っても上司の助けは一切ない

 

こんな仕事内容、職場環境でまともな人間が仕事を継続できる訳がありません。むしろ残った14人の人は相当精神力が強いなあ、と当時も感心していました。

 

ちなみに30人の部署で16人も人が流出したのは、設計部門史上例を見ない失態で、当然のことながら人事部からもダメ部長認定がありました。

 

私が出た後に、部長は「管理職再教育プログラム」なる教育を泊りがけで受けていたそうです。その後1年もせずにキャリア創造センターという意味不明な仕事の無い閑職に左遷され、後はどうなったか知りません。

仕事で発症したうつを改善した方法

私がうつを改善できた方法は

  • 信頼できる心療内科にかかる
  • 周りを気にせず休みたいだけ休む
  • やりがいのある仕事を見つける

の3点です。では詳しく述べます。

 

信頼できる心療内科にかかる

何よりもこれが一番大事ですし、「あれなんか変かな?」と感じたら躊躇なくすぐに心療内科のお医者様に診てもらってください。恥ずかしいことでも情けないことでもないですよ。

 

私がお世話になった心療内科は、銀座にあるBOOCSホリスティック東京さんです。宣伝でも何でもなく、もし首都圏在住の方で心療内科に当てがなければぜひ参考に。

 

こちらの医院では、肥満やうつ、慢性疲労や過食などは全て脳疲労によって引き起こされるという理論に基づいています。脳疲労が原因で五感異常や情報処理能力が落ちると考えているのです。

 

私は当時この医院の院長の藤野武彦 九州大学名誉教授に診て頂き、脳疲労になっている原因と、それを解消するようなアドバイスと治療をしていただきました。いま院長は変わったようですね。

 

BOOCSでは独自の改善法があり
「禁止するを禁止する」
「心地よい”快”の体験を増やす」

 

というものです。もしあなたが体や精神に変調を感じながらも、どうしたら良いか分からない、心療内科は怖い、なんて思うならまずは自分のために専門家に相談すべきです。

 

ご自宅の近所に信頼できるお医者様があれば良いですが、もし当てがなければBOOCSを参考にしてみてください。

 

参考BOOCSホリスティック東京

 

周りを気にせず休みたいだけ休む

BOOCSでのアドバイスに従って、完全に自分が休養できたと思えるだけ休みました。私の場合は、完全に心が壊れる寸前で受診できたため、2カ月の休みで回復しました。

 

BOOCSには独自の休養プログラムがあり、九州の病院に1週間程度入院しとにかく何もせずゆっくり過ごし、脳疲労をしっかり回復させるというものです。これが良かったです。

 

実は私のチームリーダーもうつを発症し、同じくBOOCSで1週間入院を行ったのですが、リーダーも私も何もしない1週間でかなり回復しました。やはり人は時間と使命感に疲弊してるんです。

 

この記事の冒頭でも言いましたが、「辛いならすぐに休んで良い」ということを忘れないでください。誰もあなたを非難しませんし、あなたが心地よい(快)の状態が最も大事です。

 

やりがいのある仕事を見つける

うつの改善策として次は楽しい仕事ができる!というやりがいを持つのも良いことです。実際に私は、ずっとやりたかった半導体プロセス開発をできる機会を持ててすごくやる気がでました。

 

うつを発症し落ち込んでいた時、半導体プロセス開発部の課長さんと話ができる機会がありました。打ち合わせ後に皆が去った会議室で2人で15分程度でしたが良く覚えています。

 

たまたま2人になれた時に「もう今の仕事は精神的に限界で、ずっとやりたかったプロセス開発をやってみたい」とお話ししました。課長さんは親身に話を聞きすぐに動いてくれました。

 

前職の会社では、「社内応募制度」という他部署へキャリアチェンンジできる制度がありました。いわゆる社内転職制度で直属の上司には内緒で応募できる点も良かったです。

 

その課長さんは
「社内応募制度でうちに応募してよ」
「たけ君ならぜひ一緒に仕事をしたい」
「採用は僕と部長が担当だから任せて」

 

とおっしゃってくれました。そこで上司に内緒で応募書類をすぐに用意し、プロセス開発部に応募しました。書類審査後に面接も行いましたが、すでに話が通っており形式だけでした。

 

審査結果が出る直前に心の限界で2カ月休職しましたが、戻ってきた時にプロセス開発部から「合格」の連絡が入り、すでにプロセス開発部からポンコツ部長へも説明済でした。

 

人の恩と本当にやりたかった仕事が出来るという嬉しさで、私はようやく立ち直ることができました。

 

まとめ

私がうつを発症した時の仕事は

「プロジェクトリーダー」

という仕事でやりたいこともできず、心を削る毎日でした

 

またうつを発症した当時の職場環境は

  • 課長不在で部長も責任を取らない
  • 社運を賭けたプロジェクトなのに担当が2人
  • 30人中16人が逃げ出す部署

という担当が追い詰められる最悪の環境でした。

 

それから私がうつを改善できた方法は

  • 信頼できる心療内科にかかる
  • 周りを気にせず休みたいだけ休む
  • やりがいのある仕事を見つける

の3点です。

 

もしあなたも多かれ少なかれ体調や精神に変調があるのなら、どうか自分の体と心を注意深く観察し大事に過ごしてください。あなたはあなたにとっても周りにとっても大切な人です。

 

変だな?と思ったら躊躇せずに心療内科の専門医に診てもらい、いまできる最善策のアドバイスをもらい治療を受けてください。恥ずかしいことでも何でもないですよ。

 

あと私も経験しましたが「やりがいのある仕事を見つけて現状から脱出する」という選択は一番良い解決策になります。もしあなたがまだ行動できるならまずは社内転職を目指してください。

 

過去に数度の社内転職の経験から、下記の記事で成功のポイントをまとめたので是非参考にしてください。

おすすめ社内転職に成功する4つのコツを教えます【成功者の実践お墨付き】

 

もしあなたの会社に社内転職制度がなかったり、会社自体に幻滅してしまっているなら転職も視野に入れた方が良いです。環境を変えることで激的に働きやすさ、職場の快適度は変わります。身をもって経験しました。

 

いまの環境から逃げることは卑怯ではありません。「完全に正当な手段」であって「あなたの人生にとって必要な選択」なんです。堂々と”理不尽で””くだらない”環境は捨ててしまって良いんです。

 

疲れて動くのが大変でも転職エージェントに依頼すれば、自分の条件にあった求人検索から書類応募まで、かなりの作業を代行してくれるので負担なく転職活動できます。あなたは無料登録・無料利用をするだけで良いです。

 

 

最後にもう一度伝えるならばとにかく自分を一番大切にしてということ。いざとなれば、今の環境、周りの人のいくら迷惑かけても良いんです。気を楽にして自分を追い詰めないでね。

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