部下に好かれる上司になる5つの方法【実体験を伝えます】

リーダー君
最近部下が出来たけど、どうも距離をおかれて避けられているみたい。スムーズに仕事するためにも部下に好かれる方法が知りたいな。あとどうしても合わない部下への接し方も知りたい(切実)。

たけ
なるほど、部下との関係は大事だけど全員に好かれるのは難しいよね。じゃあ私の経験的なコツを教えますよ。

 

本記事の内容
・部下に好かれる方法が分かる
・どうしても合わないときの対処法が分かる

私は現在、半導体メーカーでプロセスエンジニアとして働いており、係長として5人の部下の統括を担当しています。前職の会社では部下15人を抱える技術営業の管理職でした。

 

これまで色々なタイプの部下をみてきましたが、意識的に少し配慮をすることで最初は距離のあった部下の気持ちも態度も好意的になり、協力的になるということを実体験で経験しています。

 

本記事では、私が部下育成でこれまで実践して成功した事例をご紹介いたします。早い方は入社3年目で新入社員の部下を持つなど、若くてもこのお話は聞いて損はありませんよ。ではさっそくご説明いたします。

 

この記事でわかること

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部下に好かれる上司になる5つの方法

私が考える部下に好かれる上司になる5つの方法とは

  • えこひいきをしない
  • どんな状況でも部下をかばう
  • 部下の相談には時間を惜しまない
  • 背景を説明しつつ的確な指示をする
  • 叱るときは皆に見えない所で叱る

の5つになります。では以下で詳しくご説明いたしまします。

 

えこひいきをしない

えこひいきをしないことは部下に好かれる必須条件です。その理由を説明します。

 

まずどんな部下にも公平に接することで、「この人はフラットな考え方が出来る公平で出来た人間」と部下に認識されます。そのように部下に思ってもらえれば、部下からの信頼も勝ち取ることが出来、好かれることは間違いないでしょう。

 

もしあなたが過去・現在に好きな上司がいたとしたら、その方はえこひいきなどしない公平でバランスの取れた人ではありませんか?あなたもこうした姿を目指したいですよね。

 

どんな状況でも部下をかばう

いついかなる時も部下を守る上司は、部下に好かれます。その理由は、最後は上司が責任を取ってくれると思えば、部下は新しいことにも臆せずチャレンジすることができるからです。

 

100%自分の後ろ盾がある状態で新しい仕事に挑戦できることは部下にとってこの上無い喜びになります。こうなれば、あなたは部下から全幅の信頼を寄せられ好かれるでしょう。

 

部下の相談には時間を惜しまない

部下の相談に時間を惜しまない上司は好かれます。例えば管理職ともなれば、一般社員の数倍の仕事をかかえそれをこなすだけで非常に大変です。常に時間が無いことは部下達も良く分かっています。

 

そんな状況でも困っている部下の為に、貴重な自分の時間を割いて熱心に相談に乗ってくれれば
私のためだけにここまで一生懸命対応してくれる」

 

と感銘を受けるでしょう。当然部下はあなたを信頼し、好かれることは間違いありません。

 

背景を説明しつつ的確な指示をする

業務の背景を説明しつつ的確な指示をすることで部下から好かれる存在になれます。

 

とかく、業務の意義や背景などを説明せずに一方的に部下に命令をする上司もいます。でもそんなやり方では部下も全く納得できませんし、自分が何のためにその仕事をするか分からず不信感が募ります。

 

一方、ちゃんと業務の背景を説明し、これから部下が取り組む業務がどんなテーマのどういった部分に役に立っているのかを理解させた場合。その状態で期限や要求される完成度などを細かく的確に指示を与えれば、部下もその仕事に意義を見出し、やる気をもって業務に臨むでしょう。

 

自分の仕事に意義とやる気を感じさせてくれた上司に、部下は感謝するようになります。

 

叱るときは皆に見えない所で叱る

叱るときに、他の人に見えないよう配慮すれば部下に好かれます。

 

やっぱりみんな怒られるのは嫌なものです。自分のミスや不手際が原因で叱られるとしても、大勢の面前で一人だけ名指しで叱られるのは自尊心が傷つくものです。下手をすると、その失敗体験から劣等感を持ってしまうかもしれません。

 

一方、本当に注意すべき点や叱る点がある時に会議室など他の人の見えないところで叱れば、部下もその配慮に感謝し、注意に素直に耳を傾けるでしょう。

 

部下の自尊心を傷つけることなく、しかも今後の仕事においても大事なアドバイスを与えれば、あなたは部下から好かれる存在となるのは確実です。

 

どうしても合わないときの対処法

私が考える、どうしても合わない時の対処法は

  • 見えないところでサポートする
  • 相談事があれば優先する
  • その人が活躍できる仕事を与える
  • その人と相性の良い人に任せる

の4項目です。では各項目を詳しくご説明していきます。

 

見えないところでサポートする

部下本人に見えないところでサポートするのが効果的です。どうしても合わないな、と思っても部下という人財(人材ではない)を上手に生かして組織運営をするのが上司の務めです。

 

直接的なやりとりで良い関係を築けないなら、部下本人に見えないところで部下をサポートするのが賢明です。いつかふとした機会にそのサポートに気づいた部下はあなたに感謝するでしょう。

 

例えば他部署との部の窓口(代表者)を決めるときに、普段合わないな、と思っている部下をこっそり部長に推薦しておきます。問題の部下がやる気に満ち溢れ、前面に出て業務をこなしたいと思っている人ならこうした配慮にはとても感謝すると思いますよ。

 

相談事があれば優先する

いざというときの相談には真っ先に対応してあげましょう。普段合わないな、と思っている部下でも相談事に対してあなたが最優先に時間を作り熱心に対応する姿を見せれば

 

「この人は私のことをちゃんと考えてくれている」

 

と見直し心を開くと思います。当然、好印象となり好かれる可能性も高くなります。このように普段あまりやりとりがない部下からあえてあなたに相談事がある場合は、

 

「仕事が合わずに辞めたい」
「職場で耐えられない人間関係を抱えている」

 

等、抜き差しならない状況であるケースも考えられます。本当に本人が困っているとき、その部下のことを優先して大事にしているよ!と示すことは最も信頼を得られる方法なのです。

 

その人が活躍できる仕事を与える

部下がやる気のある人なら、活躍できる仕事を与えることも関係改善には良い方法です。もしかしたらあなたと部下が合わない原因は、部下が「自分は軽んじられている」と誤解を持っている可能性もあります。

 

あるいは、凄く仕事ができてもっと高度な仕事を沢山こなしたいにも関わらず、つまらない仕事ばかりやらされると不満を持っている可能性もあります。

 

そんな時には、役割が大きく、かつ成果がみんなにもアピールしやすい仕事を思い切って任せてしまうのも良い方法です。例えば関連部署を集めての定例会のリーダーを任せるとか、ある取引先に対する会社側の代表者に任命するなど、

 

「あなたが中心となって引っ張ってくれ!」

 

という重要でやりがいのある仕事を任せるのです。そうすれば部下本人も、重要な業務を任されることで

 

「自分は信頼されている」
「抜擢してくれた上司の期待に応えよう」

 

とあなたに対しての感情も好意的なものに変わると思います。

 

その人と相性の良い人に任せる

万策尽きたら、合わない部下と相性の良い人に全てを任せてしまうという手もあります。今現在、私の部下でも一人こうした事例があります。

 

どうしても私とその部下は合わないというか、考え方が極端に違い指示を素直に聞いてくれません。そこで考えたのが、部下が信頼するチームリーダーに面倒をみてもらう方法です。

 

問題の部下はチームリーダーと非常に仲が良くプライベートでも一緒に出かけるなど既に信頼関係が出来ています。そこで、その部下にやって欲しい業務や役割をリーダーから指示してもらうことにしました。

 

もともと仲が良く信頼関係のある二人ですので、問題部下はリーダーのいうことはよく聞いて部の運営は問題なく回っています。このように何もかも全部自分で抱え込まずとも、人を生かして人に助けてもらう、という方法もあります。

 

いまあなたにどうにも手が付けられない部下がいるなら、全てを抱え込まなくても大丈夫ですよ。

 

まとめ

では本日の記事をまとめます。部下に好かれる上司になる5つの方法とは

  • えこひいきをしない
  • どんな状況でも部下をかばう
  • 部下の相談には時間を惜しまない
  • 背景を説明しつつ的確な指示をする
  • 叱るときは皆に見えない所で叱る

 

です。更にどうしても合わないときの対処法は

 

  • 見えないところでサポートする
  • 相談事があれば優先する
  • その人が活躍できる仕事を与える
  • その人と相性の良い人に任せる

の4項目になります。

 

あなたがもしリーダー、係長、課長クラスの人であるならば実質的に部を動かす中心の役割を担う必要があります。部の成果を上げ、部の運営を滞りなく進めるには大事な部下を生かし、彼ら彼女らの力を借りねばなりません。

 

昔のように独善的な「俺様上司」は今の時代には不要です。あなたがやるべきことは部下と良好な関係を築き、部のベクトルを正しい方向へ導くことです。あまり考えこまず、自分で駆け込まずに頑張ってください。

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